ブロツワフの町(4)
ブロツワフには私が教えているブロツワフ経済大学の他に4つの大学(ブロツワフ大学・ブロツワフ工科大学・ブロツワフ医科大学・ブロツワフ環境・生命科学大学)がある。その中でもブロツワフ大学は一番古く、また、大学でありながら観光スポットの一つにもなっている。
ブロツワフ大学は町の中心に位置する旧市場広場から歩いて7~8分のところに、旧市街のオドラ川沿いに細長く建っている。ポーランド屈指の国立大学で、18世紀に神聖ローマ皇帝レオポルト1世がイエズス会の小さいアカデミーを創設したことから始まっている。数々の戦争や統治の変遷を経て、第2次世界大戦後、ブロツワフがポーランド領になり、戦争で大学の大半が破壊されたものの、1945年に国立大学『ブロツワフ大学』として再建され、今日に至っている。
大学の建物の中にはミュージアムがあり入場料10zl(約300円)を払うと見学することができる。見学できる場所は展示物の部屋とバロック様式の講堂 Aula Leopoldina と音楽ホールの Oratorium Mariarum があり、その講堂や音楽ホールは現在も演奏会をはじめいろいろなイベントに使われている。
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音楽ホール Oratorium Mariarum
11月中旬、このAula Leopoldina でバロック音楽を聞く機会がありこの講堂を訪れたが、バロック様式の建物の中で聞く音楽は、いつもと違った格別の趣がある。
大学の建物の中央部に突き出た部分があるが、ここも展示があり見学の順路に入っている。そしてこの塔の屋上からブロツワフ市内を展望することができる。
旧市場広場方面に向かってブロツワフ大学を背にし、フェンサー像のある噴水側の通りへ入る右側の角の建物の中に、とても安くて美味しいポーランド料理を食べられる"bazylia"というBarがある。看板も何もないので知らないと通り過ぎてしまうが、ウィンドー越しに注意してみると大勢の人が食事をしている様子を目にすることができる。この建物も大学と関係があるらしく学食として入っているのかもしれない。しかし、学生だけでなく一般の人もたくさん利用している。
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この店の特徴は代金の決め方にある。店の中に入るとセルフサービスでプラスチックのトレーに大皿を置き、自分の食べたい料理をその皿に入れていく。そして最後にその皿を測りにのせる。選んだ料理の種類ではなく全て重さで支払う代金が決まる。もちろん事前に皿の重さは引いて計算される。ただし、スープは別な容器で2zl(約60円)と決まっている。私が写真を撮った時の代金はスープを入れて14.80zl(約450円)だった。観光スポットに近い場所としてはとても安い値段である。そして料理もとても美味しい。
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1月に入ると、どの大学も前期試験が近づいており、このbarで食事をした後、試験勉強に利用している学生の姿も見られた。
そのbar から南へ5~6分歩くと旧市場広場へ出る。そこにはレストランなど飲食関係のお店がたくさん並んでいるが、その中に本や文具を扱っているEmpik という店がある。
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店の間口は狭いが中に入るとずっと奥まで売り場が続いている。入口を入ると雑誌売り場になっている。奥へ進むとレジと書籍のコーナーがあり、さらに進むと文具類の売り場になっている。地下には音楽や映画のDVDが置いてあり、2F~4Fまで書籍の売り場となっている。この店の特徴は、2Fに喫茶コーナーがあり、自分の好きな本や雑誌を読みながら、好きな飲み物を楽しめる点にある。ここのMocha がとても美味しく、この店へ行くと必ず Mocha のlarge を頼み、ゆっくりくつろいでくる。
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値段は10zl(約300円)とちょっと高いが、観光スポットの中にあり、ゆっくりくつろげることを考えると決して高くはないと思っている。
町の景観を守るためだと思うが、建物の外側から中の様子をイメージできない場所がたくさんある。これからもブロツワフでの生活を楽しみながら、1つでも多く、素敵な場所を見つけていきたい。
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