ブロツワフの町(5)
肌を刺すマイナスの寒さからようやく抜け出し、誰もが待ち望んでいた眩しい日差しを浴びる日がやってきた。ポーランドの冬を初めて経験し、なんとか乗り越えたというある種の達成感のようなものを感じている。
町中も春の到来を待ちわびたかのように賑わいが増し、活気を取り戻しつつある。
ブロツワフの町の中心をTown Hall(市庁舎)とすると、そこから東へ歩いて10分位のところに
ガレリア・ドミニカ(大きなショッピングセンター)がある。ここは買い物だけではなく交通の便もよいことから、待ち合わせの場所としても多くの人が使っている。また、建物の中ではいろいろなイベントが催され、新車の展示、ファッションショー、冬にはクリスマスツリーを飾り、館内を白い衣装をまとったエンジェルが来館者の目を楽しませてくれる。
ガレリア・ドミニカから北東へ歩いて10分のところにパノラマ・ラツワヴィツカ民族博物館がある。円筒形の面白い外観の建物で、遠くからでもその場所を見つけることができる。
ここでは、1794年、コシチュシコ将軍が農民兵たちとロシア軍と戦って勝利を収めたラツワヴィツェの戦いを大パノラマで見ることができる。館内に入ると、各時間ごとに区切られた参観時間が掲示されており、訪れた時間によっては、次の時間まで待たなければならない。順番になると、その時間のグループが、らせん階段を昇りパノラマの入り口で係員が訪問者を見て、必要があれば、30分の解説テープを貸してくれる。私が日本人であることを伝えると、日本語のテープを貸してくれ、操作の仕方を教えてくれた。その時は30人位のグループで、案内は一斉に同時に始まるので、全員の動きはバラバラではなくポーランド語以外の解説テープを聞いている人も同じ動きをする。全長120m、幅15mの大パノラマなので、自分もその戦場にいるかのような気持ちになってしまう。30分ほどで終了し、解説テープを返して、また、らせん階段を降りていく。
このパノラマ館の入場券は、ここから歩いて7~8分のところにある国立博物館にも1週間以内有効になっている。パノラマ館を訪れた後、国立博物館にも入ってみた。ゆったりした空間に展示物が並べられており、落ちついた雰囲気の中で鑑賞することができた。
国立博物館から大通りに沿ってガレリア方面へ7~8分ほど歩いて戻ると大きな交差点があり、そこを北東の方向へ進むとグルンウォルジキ橋がある。その橋を渡ってさらに道沿いに進むとスターバックスがある。スターバックスの案内リーフレットではTown Hall から歩いてたった20分と書いてあるが、20分では着かない。ガレリア・ドミニカの前から4番のトラムに乗って3つ目の停留所で降りると、大きな交差点の角のビルにスターバックスという文字を目にすることができる。
店内にはL字形をしたスペースに座席があり、インターネットを楽しむ人、友達との語らいを楽しむ人、家族連れでくつろいでいる人、そして デートを楽しんでいるカップルとさまざまな光景を目にすることができる。
スターバックスが観光スポットから少し離れたところにあるように、ブロツワフには、まだまだ、知らないところがたくさんある。今日3月28日から夏時間が始まった。時計を1時間進めてスタート。
次はどんな場所を発見できるか楽しみだ。
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