アイセア・ブログ 現地通信
日本語教師海外派遣のアイセアから日本語教師として現地で活躍する皆さんのブログです。
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アイセアの日本語教師海外派遣プログラムは毎年9月から始まります。派遣先はどこも正式な教育機関で宿舎その他アコモデーション提供案件です。
派遣先によっては募集開始後すぐに枠が埋まってしまう地域もございます。まずは募集状況をお問い合わせください。
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凧揚げに挑戦
ブロツワフへ派遣が決まってから、私の故郷で毎年行われている大凧合戦を見て、ブロツワフでも凧揚げをやってみたいと思った。
昨年9月にブロツワフへ来てから、いつやろうかと考えているうちに今年度もあとわずかとなってしまった。どうしてもやろうと思い、学生と一緒に大学の近くで凧を揚げられる場所を決め、5月16日(日曜日)に行った。連日の雨でどうなるかと思っていたが当日は曇り空。なんとか出来たものの、前日からのかなりの冷え込みで外へ出るのもしり込みするような悪条件。それでも7人の学生が来てくれた。
風が強すぎて、凧を揚げるのに苦労していたが、時間がたつに連れてコツをつかみ始め凧糸の張りの手ごたえを楽しんでいた。
本当は自分で凧を作るところから学生たちにやらせたかったが、ポーランドでどうやって材料を用意できるかわからず(今も、わかっていません)私の準備不足のため、今回は、日本から持ってきた凧を揚げるだけで終ってしまった。次回は、準備を整え、学生たちに自分で作った凧を大空に舞い上がらせる経験をさせたい。
ブロツワフの町(6)
ポーランドと言えばショパン。今年2010年はショパン生誕200年のお祝いで、いろいろな行事が各地で計画されている。日本でもショパン生誕200年に絡めて、さまざまな企画が行われている。
私の住んでいる宿舎から南の方角へ20分ほど歩くと Południowy ( ポウドゥニオウヴィ )という大きくて広々とした公園がある。その公園の中に大きなショパンの像がある。
その像の両側にベンチが用意されて、公園を散歩する人たちが、ここでたたずみながらショパンの像と緑に囲まれたゆったりした時間を楽しんでいる。
ショパンはブロツワフの町を4回訪れたらしい。このことはイタリアの作曲家 Giacomo Orefice ( ジャコモ・オレフィス)のオペラ作品' Chopin ' (「ショパン」)を見たとき手にしたパンフレットから知ることができた。このパンフレットの中には、ショパンがブロツワフを訪れたとき散策した道の地図も入っている。
オペラ『ショパン』を観たオペラ劇場は、ブロツワフフィルハーモニーホールから北へ10分ほど歩いた場所にある。今まで、オペラは自分とは別の世界のものと思っていたが、ブロツワフにオペラ劇場があることを知り、一度は観てみようと思い昨年11月に初めてオペラを観た。
そのときの演目はフランスの作曲家J・オッフェンバックの『ホフマン物語』。オペラについて何もわからず、ただ観てみようとの思いで劇場の中に入ってみた。観客、劇場の雰囲気。。。この劇場内で目にするものすべてが新鮮で、興味深いものだった。特に、主役をはじめオペラ歌手のどんな動きをしながら歌っても全く乱れない鍛え抜かれた歌声、そして声量には圧倒された。それをキッカケにオペラをもっと観てみたい気持ちになり、2回目の作品としてオペラ『ショパン』を観ることになった。
そのオペラ劇場の道路を挟んで斜め向かいにRENOMA(レノマ)というデパートがある。おそらく、ブロツワフで一番大きなデパートだと思われる。
その地下にalma(アルマ)という食品売り場があり、醤油・酢・そば・わさびなどの日本食の調味料や食材を買うことができる。また、その食品売り場の向かいに、Smaki Świata(スマキ シフィア―タ)とポーランド語で書かれた店の名前(たぶん『世界の味』という意味だと思うが?)のAsian shop があり、日本・中国・韓国・タイ・ベトナム・インドなどのアジアの国々の調味料や食材をそこで買うことができる。日本食については、前の売り場に置いていない、米・のり・豆腐・カレーの素・とうがらし・お好み焼きソースなど豊富な種類の食材がそこでは揃っている。値段はもちろん、日本より高いが、ここへ来れば日本食材が買えることを知っているだけで気持ちにゆとりができる。
風薫る5月に入り、公園がたくさんあるブロツワフでは新緑がまぶしいばかりに輝いている。オペラ『ショパン』のパンフレットにある『ショパンの散策した道』の地図を見ると、市庁舎のあるRynek(リネック)周辺と聖ヤン大聖堂のあるオドラ川沿いを好んで散策したらしい。今度、そこへ行くときはショパンの想いをあれこれ想像してみたい。
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『さくら』シーズン到来! ブロツワフの教室にも『さくら ♪ 』が。。。
4月になると日本の各地では『さくら』の開花予想があちこちで聞かれるようになる。『さくら』は日本の国花で入学式や年度変わりを連想させ、『新しい始まり』を感じさせてくれる。
今年に入って授業の中に歌を取り入れたいと思い、1月末に学生から楽器店を教えてもらいギターを買った。昔、ちょっと弾いたもののすっかり忘れており、ドレミファ・・・からもう一度スタート。インターネットを使い「クラシックギター入門」のサイトを開いて指の使い方、音符の読み方から始めた。一通りの基本が終ると練習曲に入る。その一曲目に『さくら』があった。昔から慣れ親しんだ曲であるとともに、つい最近、この曲でとても印象深く心に残ることがあった。
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前期試験が終り2月に入ってプラハへ旅行した。食事をとるためにある店に入ると、老練なアコーディオンを弾いているおじさんが、食事とおしゃべりに夢中なお客さんたちの雰囲気を熟練したアコーディオンの音色でさらに盛り上げていた。そのおじさんから『どこから来たんだい?』と声をかけられ、『日本です。』と答えると、今まで弾いていた曲から、突然『さくら』の曲に変わった。アコーディオンのメロディーとともに、出だしの『さくら さくら。。。』を、おじさんが口ずさむ。
プラハの町でまさか『さくら』の曲を聞くことができるとは思わなかったのでとても驚いた。そしてとても嬉しかった。プラハには世界中から観光客が集まり、日本人も毎年かなり多くの人が訪れるはずだ。きっと、このおじさんは世界各国のそれぞれの国の代表曲を決めて、いつでも弾けるようにしているのだろう。
そんな事があり、授業で歌う最初の曲を『さくら』に決めた。2月からスタートしたビギナーズクラスも日本語で簡単な自己紹介ができるようになり、それをビデオに録画した日、残った時間で「さくら♪」の歌を紹介し練習した。ひらがなとローマ字で書かれた歌詞カードを配り、一度読んでギターでメロディーを弾いた。次に歌いながらもう一度弾いた。そして学生たちに歌の内容を説明し一小節ずつ読み方を練習して一緒に歌い始めた。3~4回繰り返すうちに学生たちもメロディーを覚え、歌えるようになってきた。最後に、全員、前へ出て合唱することにした。
これからも授業の気分転換に、『さくら』だけではなくいろいろな歌をみんなで一緒に歌っていきたい。そして、もし、学生たちがこの歌を覚えて、いつか日本人の前で歌ってくれたらどんなに嬉しい事だろう。 あのプラハで聞いた『さくら♪』のように。。。
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