アイセア・ブログ 現地通信

日本語教師海外派遣のアイセアから日本語教師として現地で活躍する皆さんのブログです。
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アイセアの日本語教師海外派遣プログラムは毎年9月から始まります。派遣先はどこも正式な教育機関宿舎その他アコモデーション提供案件です。
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後期授業開始

 前期試験の後、約3週間余りの試験休みを終えて、2月22日(月)から、再び後期の授業が始まった。前期はビギナー3クラスを担当したが、前期終了時の受講学生数が減ったことで、後期は前期からの継続クラス2つと、後期から新たにスタートするビギナーズクラスを1つ作りそのクラスを担当することになった。後期からスタートするビギナーズクラスの登録は、2月16日(火)に行われ、先着25名で区切ることになった。1クラスなので多くの学生を受け入れることができず、25名という人数にしたのだが、それでも最後までやり通す学生は何人だろうかなどという疑念が、登録日に同席しながら頭の中をよぎった。
 登録日に並んで待っていた学生から『なぜ登録出来ないのか』という声も上がったが、この日本語クラスをコ―ディネートしている先生の『並んで待っている順番も日本語クラスに対する学生の意欲の表れ』との考えで、学生の声を一掃した。
 

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 2月22日(月)、新しいビギナーズクラスがスタートした。前期と同様、一人ひとり名前を呼び、デジカメで写真を撮る。これも一つのセレモニーとなってきた。当日、新しい名簿のリストに従って名前の確認が終ると3人の学生が『登録してないのですが、日本語クラスを受講していいですか』と言ってきた。多分16日に並んでいたけれど25名の中に入れなかったのだろう。後期の授業で使用する教室は30名まで収容できる。『登録していないけれど来ました。』これも1つの意欲の表れ。『OK』の言葉に、彼らは嬉しそうな表情をして席に着いた。
 結局、ビギナーズクラスは名簿の25名+3名で28名なのだが、残念ながら登録者リストの25名の中で、すでに4回授業が終った時点で一度も出席していない学生が2名いるので、26名のスタートということになった。

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 一方、継続クラス(前期受講している者)の方は、前期試験を28名受けているので全員は無理としても25~6名を期待していたが、2クラスで19名とこじんまりしたクラスのスタートとなった。

 ビギナーズクラスは前期と同様、日本語と日本文化を学ぶ楽しさを重点に授業展開をしているが、継続クラスはどのように授業をすればよいのか。。。 楽しいことは、もちろん大切だが、彼らはもうビギナーではない。あれこれ考えてみたが、現時点の結論は『実力をつけること』に行きついた。ビギナーのクラスでは日本語の基本を学び、折り紙や習字などの日本文化を体験しながら日本への興味を引く楽しさが中心だったが、継続クラスでは『日本語を学ぶ楽しさ』に重点を置き、日本語を使うことによって楽しさを感じてもらいたいと考えている。
 では、何をどうやっていくのか?それが後期の私の課題だと思っている。少なくとも日本語の基礎はしっかり身についていると、彼ら自身が自信を持てるようにしてあげたい。後期の授業展開に、継続クラスの彼らは前期のやり方と違って戸惑うかもしれないが、次のステップとして新しい事にどんどん挑戦していきたい!。

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初めての前期試験

 年が明けると学生たちも試験を目前にして情報収集に忙しくなる。前期試験期間は設けられているが、その前の授業週に行う科目もかなりあるようだ。私の日本語クラスの試験も1月13日・14日にオーラルテストを実施した。内容は『自己紹介をみんなの前で行うこと』と『「買い物」または「レストラン」の場面設定で私とロールプレイを行うこと』の2点を課題にし、昨年の12月中に試験日、内容を学生に予告しておいた。

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自己紹介の試験中

 私とのロールプレイは、テキスト『げんきⅠ』のダイアローグを参考にオリジナルのものを作らせた。クリスマス休暇中に原稿を作り、1月の最初の授業に提出させ、私の方で添削をして返し試験をする形をとった。オリジナルといっても、まだ、日本語を勉強し始めて2~3ヶ月の彼らに自由に創作を求めるわけにはいかない。基本のダイアローグの主だった語の入れ替えや、表現を少し変えるぐらいである。しかし、そうすることによって、単なる暗記ではなく自分も参加している意識を持ってくれればと思っている。

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私とロールプレイの試験中

 受講する学生の数がスタート時の半分位になると、残っている学生の意識にもそれなりのものがある。ロールプレイのオリジナルの原稿の中には、インターネットや辞書で調べて、こちらが予想もしない原稿を提出した学生もいた。私は大いにそれを評価したいが、学生たちの前でやる以上、ほとんどの学生が理解できる内容を全員に求めた。したがって、何人かの学生には、申し訳ないけれども、内容の変更をお願いし試験に臨んでもらった。
 12月の予告の中に、試験の様子をビデオカメラで録画することを条件に入れた。私にとっても初めての試験。学生たちがどのように自己紹介をし、また、私とのロールプレイをどのように行うか、それは私が彼らにこの数ヶ月間教えてきた一つの結果であり、私にとっての試験だと思っている。学生たちには、この試験の様子を毎年記録に残しておき、私の指導方法に役立てたいと説明し協力してもらった。
 今回のこのビデオは、私が、日本語教師として、これからもっと経験を積んでいくための出発点になると思っている。気持ちよく協力してくれた学生たちに感謝したい。

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ブロツワフの町(4)

 ブロツワフには私が教えているブロツワフ経済大学の他に4つの大学(ブロツワフ大学・ブロツワフ工科大学・ブロツワフ医科大学・ブロツワフ環境・生命科学大学)がある。その中でもブロツワフ大学は一番古く、また、大学でありながら観光スポットの一つにもなっている。


   
 ブロツワフ大学は町の中心に位置する旧市場広場から歩いて7~8分のところに、旧市街のオドラ川沿いに細長く建っている。ポーランド屈指の国立大学で、18世紀に神聖ローマ皇帝レオポルト1世がイエズス会の小さいアカデミーを創設したことから始まっている。数々の戦争や統治の変遷を経て、第2次世界大戦後、ブロツワフがポーランド領になり、戦争で大学の大半が破壊されたものの、1945年に国立大学『ブロツワフ大学』として再建され、今日に至っている。

 大学の建物の中にはミュージアムがあり入場料10zl(約300円)を払うと見学することができる。見学できる場所は展示物の部屋とバロック様式の講堂 Aula Leopoldina と音楽ホールの Oratorium Mariarum があり、その講堂や音楽ホールは現在も演奏会をはじめいろいろなイベントに使われている。
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音楽ホール Oratorium Mariarum


11月中旬、このAula Leopoldina でバロック音楽を聞く機会がありこの講堂を訪れたが、バロック様式の建物の中で聞く音楽は、いつもと違った格別の趣がある。

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                  講堂 Aula Leopoldina

大学の建物の中央部に突き出た部分があるが、ここも展示があり見学の順路に入っている。そしてこの塔の屋上からブロツワフ市内を展望することができる。

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 旧市場広場方面に向かってブロツワフ大学を背にし、フェンサー像のある噴水側の通りへ入る右側の角の建物の中に、とても安くて美味しいポーランド料理を食べられる"bazylia"というBarがある。看板も何もないので知らないと通り過ぎてしまうが、ウィンドー越しに注意してみると大勢の人が食事をしている様子を目にすることができる。この建物も大学と関係があるらしく学食として入っているのかもしれない。しかし、学生だけでなく一般の人もたくさん利用している。
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この店の特徴は代金の決め方にある。店の中に入るとセルフサービスでプラスチックのトレーに大皿を置き、自分の食べたい料理をその皿に入れていく。そして最後にその皿を測りにのせる。選んだ料理の種類ではなく全て重さで支払う代金が決まる。もちろん事前に皿の重さは引いて計算される。ただし、スープは別な容器で2zl(約60円)と決まっている。私が写真を撮った時の代金はスープを入れて14.80zl(約450円)だった。観光スポットに近い場所としてはとても安い値段である。そして料理もとても美味しい。
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1月に入ると、どの大学も前期試験が近づいており、このbarで食事をした後、試験勉強に利用している学生の姿も見られた。

 そのbar から南へ5~6分歩くと旧市場広場へ出る。そこにはレストランなど飲食関係のお店がたくさん並んでいるが、その中に本や文具を扱っているEmpik という店がある。
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店の間口は狭いが中に入るとずっと奥まで売り場が続いている。入口を入ると雑誌売り場になっている。奥へ進むとレジと書籍のコーナーがあり、さらに進むと文具類の売り場になっている。地下には音楽や映画のDVDが置いてあり、2F~4Fまで書籍の売り場となっている。この店の特徴は、2Fに喫茶コーナーがあり、自分の好きな本や雑誌を読みながら、好きな飲み物を楽しめる点にある。ここのMocha がとても美味しく、この店へ行くと必ず Mocha のlarge を頼み、ゆっくりくつろいでくる。
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値段は10zl(約300円)とちょっと高いが、観光スポットの中にあり、ゆっくりくつろげることを考えると決して高くはないと思っている。

 町の景観を守るためだと思うが、建物の外側から中の様子をイメージできない場所がたくさんある。これからもブロツワフでの生活を楽しみながら、1つでも多く、素敵な場所を見つけていきたい。


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